1.突然夢が転がってきた


築30年以上経つ我が家ですが、特に不満もなく生活していました。家の建て替えについて考えることもありましたが、宝くじが当たったら、という妄想の域を出ない夢のまた夢でした。ところがある日、洗面台の水道管から水が滝のように噴き出すトラブルに遭遇します。業者さんに連絡しなんとかその場は凌げたのですが、「耐用年数が過ぎているので、大掛かりな工事で丸ごと取り換えるしかないです」とのこと。工事には数十万かかると言われ、であれば、いっそのこと建て替えを検討しようという話になったのです。


2.戦いに備える


建て替えで家族の意見が一致したあと、私はうきうきした気持ちで注文住宅に関する情報を調べ始めました。はじめの頃は楽しくて仕方がなかったのですが、徐々に「家を建てるには戦う覚悟が必要だ」と思うようになったのです。というのも、「営業に言われるままにしたら失敗した」「メーカーに都合の悪いことは言わない」「欠陥住宅になった」等々、施主が無知なままでは食い物にされる可能性が高いことを知ったからです。


3.理想の実現に向けて


一時はそういった情報に尻込みをしていましたが、次第に新しい知識が増えていくことが楽しくなっていきました。採光や風通しを意識した間取り、家事導線、使いやすい収納、防犯、外構等、考えることは多岐にわたります。しっかり知識を身につけ、目いっぱい頭を悩ませ楽しみながらであれば、メーカーさんと十分いい関係を保って理想を追い求めることは可能だと今では考えています。一つずつ課題をクリアし、理想の我が家実現に向けて、家族一丸で頑張っていきたいと思います。