1.猫と素敵な関係を築ける家が欲しい


幼い頃から生き物好きで、様々なペットを飼育していた私。特に猫は家族全員が可愛がっており、二代目の飼育に慣れた頃には、「いつか自分も猫が自由気ままに暮らせる家を持てたらいいな・・・」と漠然と考える様になりました。
実家は決して猫が暮らし易い間取りでは無く、リビングとキッチンが完全解放状態な為、家事や料理中に猫が勝手に入り込んでしまいましたし、猫専用のスペースも無く、部屋の隅に小さなベッドを作り窮屈に寝かせるのが精一杯という状況でした。


2.猫と楽しく暮らせる住宅の構想を


社会人となりしばらく忙しく、その間過去を振り返る余裕も無かったのですが、結婚を機にマイホームを視野に入れる様になって、ふと「猫と快適に暮らしたい」という若い頃の希望が思い浮かびました。幸い妻も子供も猫好きで、ホームセンターに行く度にペットコーナーに寄り道する程でしたから、マイホーム新築と同時に猫を迎え入れる、という構想もスムーズに受入れて貰え、住宅メーカーにも真っ先に相談する事が出来ました。
現在はペット第一の間取りを持った注文住宅も多く、猫がストレス無く家の中を移動出来る様、各部屋に任意でキャットウォークを設けられるとの事。またリビングもあえて間取りを広く取りキャットタワーを置けるという事で、利便性も考慮の上慎重にそれらを注文していきました。


3.出来上がった家はまさに理想的


出来上がった家は開口部も広く、キャットタワーからでも猫が飽きずに外を眺められる造り。またイオン型の消臭器を設置したり、キッチンとリビングのパテーションにも工夫を凝らしたりと、快適な生活との両立も計りました。
その後自宅に迎えたのは大型のメインクーン。慣れない環境にストレスを溜めないか心配でしたが、すぐに気に入った様で、キャットタワーでのんびり寛ぎ始めました。その姿を見て、住宅のデザインが間違いでなかった事を実感し安堵したのでした。